重力ピエロ2012

「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」

無性に伊坂幸太�ｶの「重力ピエロ」が読みたくなって、土日は１日中ずーっとテレビも付けずにそれを読んでた。

前回のエントリーで紹介したのが２００７年だから、５年振りに読み返すことになるのか。こういうことがあるから、本はなかなか捨てられない。

そして読み返してみるとやっぱり面白い。それはもう震えるほどに。西野カナほどに。映画版も泣くほど最高だし、伊坂作品で一番最初に読んだものだけど、いまだに一番好きかも。

やたら魅力的な登場人物のなかで、僕が好きなのは主人公である泉水と春のお母さん。読み返したら名前も出てこないし、あまり登場機会もないんだけど、この人物がとても良い。東京でモデルをしてたのに、仕事でやってきた地方のさえない市役所職員（つまり泉水と春の父親になるヒト）に一目惚れして、仕事も住まいも片付けて押し掛け女房するという破天荒さがとてもいい。つまりオレはそういう面倒臭い女性が好きなのである。

最後に文中に出てくるローランド・カークのVolunteered Slavery。ジャズなんだけど、スゴいよこれ。あふれるパワーというか、濃すぎて続けて何回も聞けないレベル。ラピュタにでてくるポム爺さん的に言うと、「オレには強すぎる」。

FB

フェイスブックを始めた。ビコーズ流行ってるから。

フェイスブックであるからしてもちろんガチの実名であり、友達は実際の知り合い。

そして何を書いたら良いかいまいち分からない。

SNSってのは自分で発信するだけじゃなくて、他のヒトが発信しているものを見て楽しむとか、情報共有するとか、そういうのが醍醐味だと思うんだけど、自分でも何か書きたい、ありていに言うとウケたいと思ってしまう。

アルバム機能が充実しているようなので、どこかに行ったり、何か面白いものが撮れたときはアップするのが、シャレオツなFB民なんだと思う。それより短いときはツイッターにつぶやき、がっつり長文を書きたいときはこのブログに書く。そんな感じが良さそうだ。

とりあえずmixiと違って実名制なので、FBに漂う雰囲気が何だか落ち着いているのは、オッサン的に好感が持てる。オレも自分のエントリーに責任を持たないといけない。そして実名でどこまでバカが書けるか、その辺を模索中である。

いずれにしても、もう１０年近く続けているこのブログがメインなのは今も昔も変わらない。ここなら何だって書ける。「毒にも薬にもならない」ものを。

台風一過

とりあえずこれを見てほしい。何かおかしくないだろうか？



台風一過の翌日の朝の光景。仕事に行こうと玄関を開けたらこんなことになってましたよ。
普段わりと冷静だと自負しているオレも意図せず声が出るレベル。あっ・・！て。

台風の爪痕がまさかオレのもとにも降りてくるとは。たしかに前日の夜に外で大きな音がしたのは気がついたんだけど、オレは自転車とかだと思ったのよね。そのときは確認はしなかったのだ。それは台風のときに川の様子を見に行くくらい軽率な行為だと思ったから。そしたら物置とか。気にしなさすぎて物置がそこに置いてあったのも忘れてた。

ちょうどお隣さんも出勤時間みたいだったんで、何かリアクションがあるかなと思って見てたんだけどまさかのスルー。現代社会の繋がりの希薄を感じましたよ。

ほんでダッシュでクルマと物置の接点を確認したわけですよ。被害の程度はどんなものかと。



奇蹟が起きた。つくば市東８番街に奇蹟が起きたよ。

ほんの数ミリ差でかわしたらしい。かなり出来すぎの結果。ハリウッド映画だって遠慮してそこまではやらないレベル。どうやらオレは、宇宙の意思に選ばれた人間らしい。ついにオレ教を立ち上げるときが来たか。ああ、世界はこんなにもキレイなのに！

それでオレが東京で仕事をしているうちに不動産屋さんが物置を撤去した後。



そうそうウマくはいきません。それでも当たり所が悪かったらヘタすりゃ廃車だったわけだし、修理代は不動産屋がもってくれそうだし。ブログのネタになったと笑い話にできるレベルで、本当に良かったです。

それにしても風で物置が倒れるとはねえ。しかもブロック塀と柵があるほうに倒れるとは。ちょっと押してみたけどビクともしなかったよ！あいつら中身入ってなくても結構破壊力ありそうだから気をつけろ！

皆さんも台風の日は気をつけてくださいね。オレは幸運にもこの程度で済んだけど、日頃ツいてないと自覚しているヒトは、とりあえず物置に注意だよ。