2012年01月09日

西原理恵子の人生画力対決

ずっと読みたかった漫画があった。

西原理恵子「西原理恵子の人生画力対決」

サイバラが大御所漫画家達とお絵かき対決!

漫画家は本当に絵がうまいのか? 絵が下手なくせに、無駄に売れてしまっている漫画家を糾弾すべく、美大出身の西原理恵子が立ち上がる!


この企画、日本で実現できるのは西原さんしかいないと思う。

島本和彦のアオイホノオと同系列の、内輪をエグるマンガ。1巻を立ち読みして面白かったから、漫画喫茶で読もうと思ったらこれが置いてなくて。コミックスを揃えることも考えたんだけど、大判のうえにカラーの豪華版だから微妙に高いんだよねこれ。何気に本棚にも収まりが悪いし。そしたら漫画喫茶にリクエスト用紙があったんで書いたら無事入荷されて読めたって経緯。

西原理恵子という漫画家、姓がサイバラくらいには知ってはいたのだが、読むのは実は初めて。なんだか毒が強すぎて、笑うにはちょっとツラいというか。壮絶な生き様が見えすぎちゃって困るというか。それなのに写真の西原さんの表情はスゲェ優しくて、それが逆に乗り越えた側の人間の凄味を効かせてて、なんともオレから遠いのである。

その点このマンガはちょうどいい。超が付くような巨匠や最近の売れっ子の絵をコキ下ろすんだけど、単純にそれだけなので後にが何も残らないのが良い。そして西原さんのコキ下ろしっぷりがとにかく腑に落ちる。正面の絵が描けない、顔と体が合ってない「首寝違え三人衆」とか、「本当は上手いのにワザと崩して書いているのがバレバレ」な松本大洋とか。

ここだけの話、小説「リプレイ」みたいに人生を何回も繰り返しできるのなら、「マンガ家めざしルート」を一度は体験してみたい。あまりにも運と実力の要素が強すぎて、1回だけの人生じゃとてもとてもそんな博打ルートは踏めませんが。



posted by ヌルカン at 00:55 | 茨城 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | BOOK このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
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