2012年05月19日

極限の化粧士

東京での新しい職場に異動して1ヶ月と半分。
だいぶ慣れたと言いたいところだが、目下の悩みがとりあえず一つ。

それは仕事の内容とかじゃなくて、毎日の電車に乗るときにある。

とりあえず朝と夜、どの電車もけっこうな密度で満員なわけで、そんな電車に乗ると、つり革のないゾーンに立たされることがある。つまり電車のドアが開いて、まっすぐ進み中間地点に落ち着いたとき。上を見上げると、そこには何もない。手を伸ばしても、この手に掴めるものは何もないのだ。

そのときオレは膝を軽く曲げ、革靴の中から足の指を立ててしっかりと地面を噛み、腹筋に力を入れて倒れないようにする。スキーと一緒で近くを見てると体が安定しないので、なるべく遠くを見るようにする。地下鉄の窓の外は間違いなく漆黒の闇なんだけど。

そんな必死こいてるオレの隣で、同じようにつり革に捕まらず立っている若い女の子がおもむろにコンパクトを取り出し、なんと目にアイラインをひきはじめた。びっくりして女の子を見ると、ホットパンツを履いたその足はまさかのクロス。X字を描いている。確かに足をクロスさせるとすっきり見えるのはオレも認めるところだが、ここは満員電車なわけで。世の中にはすごいヒトがいるもんだ。おそらく体幹の強さが並みじゃないのだろう。

オレが電車の揺れに耐えきれず、その女の子にぶつかって目にアイラインのエンピツが刺さったら、多分オレは逮捕されちゃうんだろう。あるいは女の子がグラついてオレのほうにもたれかかってきて、そのはずみでエンピツが女の子目に刺さったとしても、やっぱりオレは逮捕されるような気がする。運よく目に刺さらなくても、顔にエンピツでクイーンエメラルダスばりの線が引かれちゃったら逮捕はされずともビンタはされそうな気がする。

東京って普通に危険が転がってて恐い。恐くてスゴイ。コワスゴい。


posted by ヌルカン at 01:03 | 茨城 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
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