この記事を待っていた。ずーっと疑問に思っていたことがあったのだ。
何が疑問かというと、オレも全巻集めている人気マンガ「聖☆おにいさん」をもし外国人が読んだら、いったいどんな反応をするのだろうか?ということだ。このマンガを読みながら同じように思っているヒトは、わりとたくさんいるのではないだろうか。正直ヤバそうじゃね?外国人には内緒にしといたほうが無難じゃね?
ブログ「
とりいそぎ」さんのところのエントリー、
海外の反応 - 『聖☆おにいさん』は海外でも大丈夫? -非常に興味深い記事だ。
自分の信じている神が、ジョニーデップを意識していると知ったら、ネトゲ廃人だと知ったら、その信者は果たしてどんな反応をするのか。そんな外国人の書き込みがこのエントリーでは翻訳されている。
オレが驚いたのは、比較的好意的に受け止められている書き込みが多いってことだ。ネガティブなものは省いているかもしれないし、書き込んでいるのはネットやマンガを楽しんでいる柔軟な考えの若者が多数であろうことを差し引いても、これはすごいことだと思う。
宗教というのは、お互いが違うものを信じていると、なにかとナイーブな問題になりやすいものだ。イスラム教を冒涜したとされる悪魔の詩の作者にホメイニ師が3億7千万円の賞金を賭けたという話しもある。ソースはもちろん、オレのバイブル「マスターキートン」だ。
2つの宗教のトップに君臨する存在をネタにして、それを、おそらくその宗教の信者であろう外国人が好意的に受け止めている。これは実はとてつもなくすごいことだと思うのだ。
オレは常々、宗教というものは「グッドなアイデア」を知ることにより自分がハッピーで豊かな気分になるツールであって、他人様にセールスして回るものじゃないよなーなんてことを、あんまり幸せそうに見えないそれ系の勧誘のヒトがオレん家のチャイムを押すたびに思うんだけど、この記事はそんなオレの考えが間違っていないことを確信させるのに十分な説得力がある。そのアイデアをもし知りたくなったら、知ってるヒトに教えてもらいに行けばいいだけの話なのだ。オレが幸せなんだから、お前も絶対に幸せになれるとか、ちょっと傲慢だよね。
このマンガは信仰心が強すぎて、肩に力が入っちゃってるヒトの指標になる気がする。このマンガをもっと楽しみたいから、仏教やキリスト教の教典を読んでみたいってヒトはオレを含めて多いはずだ。熱心にドアのチャイムを鳴らすより余程効果的じゃないか。ヤバい、このまんがまじヤバい。そしてそんなマンガがここ日本から発信されているってことが誇らしくて仕方がない。このマンガには世界平和のヒントがあるような気がしてきた。
ああ、もっと書きたいことはたくさんある。キャバクラで酔っぱらいながら、お姉さんに延々こんな話しをしてウザがられたい。延長して逆に舌打ちされたい。
そんな、とてもいい気持ちにさせてくれた「とりいそぎ」さんところのエントリーでした。完全に他人のフンドシでオレの自尊心も勝手に満足させてます。
◆とりいそぎ 海外の反応 - 『聖☆おにいさん』は海外でも大丈夫? -
posted by ヌルカン at 22:14
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