安来市といえば、どじょうすくいでお馴染みの、安来節が有名だろうか。
足立美術館の目玉は、なんと言っても日本庭園である。
何やらアメリカの雑誌で、4年連続ナンバー1に選ばれたとか。アメリカの雑誌でそういうのを特集しているのも面白い。
実際ガラス越しに広がる庭園は、すごい眺めだった。
山あいにある美術館なので、庭園の後ろにそびえ立つ山も風景の一つとして成り立っている。
もちろん電線や道路などは見えないように配慮されているのだろう。
冬だったので木々も若干元気がないようだったが、
もし紅葉の季節にだったら、それこそ度肝を抜かれる風景なのは間違いない。
美術館の中にある喫茶店は、庭園を眺めながらのコーヒーが楽しめるのだが、
なんとコーヒーについてくるスプーンの場所には、竹の炭が置かれていた。ミルクを竹炭で混ぜたのは初めてである。
そしてブレンドの値段はもっと驚きの800円超。度肝を抜かれっぱなしである。
美術館であるから、庭園だけでなく絵画や陶器も置いてある。
横山大観は正直よくわからなかったが、
冬季特別展として、美人画が多く展示されていて、これは素直にいいと感じた。
やはり今も昔も、美人はいいということだ。
入館料は少々高めの2200円だったが、島根県にある美術館とか中国地方に住んでないとまず行く機会がないだろうし、貴重な経験ができ満足である。
■足立美術館