すいません、出張は本当ですがHIPHOPはあまり聞かないです。どちらかと言うとほっともっと育ちです。いや実はまだ行ったことないです。最近近所にできたんですけどね。
そんなわけで、出張で岩手から青森にかけての海岸線でクルマを走らせてきた。そう、すなわち被災地である。レンタカーで合計600キロを走り、いくつかの市町村を回ったわけだが、オレの想像以上の光景だった。もう地震から半年後にも関わらずだ。
なかでも大槌町は強烈だったな。役場の建物は柱しか残ってなくて、いや、柱のコンクリははがれて中の鉄筋しか残ってなかった。もう取り壊すしかないのだろうが、そのままだった。おそらくそれどころではないのだろう。
そんなふうに道路を走りながら風景を見ていて不思議に思ったこと。
完全に壊れた家があるかと思うと、そこから数十メートルの家は残っていたりする。標高も同じくらだし、海岸線からの距離だって同じくらいだ。地形的な要素がいろいろあってそういう結果になったのだと思うが、でもそれってもうやりようがない気がした。
災害が起こるのは仕方がないとして、どうやって被害を少なくするかを運転しながら考えていたんだけど、いったいどうすればいいと言うのか。簡単に思いつくのは高地に住めばいいということだが、場所に限りがあるだろうし、雨が降れば土砂崩れが起きるかもしれない。家を建てるために森林を伐採する必要があるかもしれない。でかい堤防を作るにしても、それじゃどれだけデカい堤防を作ればいいのだ。ウルトラセブンからの引用だが、怪獣をやっつけるためにより強い武器を開発しつづけるウルトラ警備隊に対して、ダンはそれは血を流しながら続ける悲しいマラソンと表現した。多くの予算を割いて海にデカい堤防を作りつづけるのが果たしてベストの選択なのか。オレには全然わからない。
と、そんなことをいろいろ考えてしまったんだよ。まずは個人レベルで心構えをしっかりしておくのが大事ですよね。
夜は青森県の八戸に宿泊。ホテルの近くで食べたイカとサンマの刺身は最高だったな。
あと女の人がみんな美人だったな。1軒目の店員さんも2軒目の店員さんも激マブ。青森あなどれない。大雨でずぶ濡れになりながら飲んだわけだけど、すごくいい酒が飲めた。
八戸、マジオススメです。